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『鹿男あをによし』読了。
助手とのいざこざが原因で研究室のメンバーから「神経衰弱」という仇名を付けられた「おれ」は、教授の勧めで奈良の女子高に産休代理の講師として勤務する事に。
生徒の遅刻をきっかけにクラス全員から嫌がらせをされるようになって神経をすり減らす中、毎朝の日課で訪れた大仏殿で1頭の鹿に話しかけられた。
「出番だよ、先生」と。

前作『鴨川ホルモー』では夜な夜な京都の街で繰り広げられる奇妙なゲーム。そして今作では奈良の大仏殿に出現した喋る鹿。何ちゅーか、けったいな設定が好きな作家さんですなぁ。
そーいや高校の修学旅行では初日に奈良公園に行ったけど、何せ時期が残暑厳しい9月の終わり。脳が耳から溶け出すんじゃなかろーかと思えるくらいに暑かった事しか覚えていない orz

それはさておき。
喋る鹿が主人公の「おれ」に託したのは「目」の「運び番」。どうやら「目」とは千年以上も続く行事のために必要なものであるらしい。しかもその行事の目的は、人間達の住むこの国を守って行く事だという。
…今回は随分スケールのでかい話になりそーだなおい…と思ったものの、例えば日本転覆を狙う悪の存在が出てくるワケでもなければ「ちょーのーりょく」だの「おんみょーじ」だのが出てくるワケでもない。
メインはあくまで鹿に尻を叩かれながら(?)駈けずり回る「おれ」なんである。

『ホルモー』ほどの馬鹿馬鹿しさはないので少々物足りなさはあったけど、古代史とも上手く絡んでなかなかに面白い。ちまちまと出てくる歴史に絡んだ伏線もちゃんと畳まれてるし。
欲を言えば。
スポ根ドラマちっくな経緯を経て何とか「目」を手に入れたと思ったのも束の間、実は…というお約束の展開になるわけだが「彼」のもう一あがきがあっても良かったかなー、と。
絵に描いたよーな悪役ってワケでもないからそれで良いかも…思うけど、専門家としての粘りとゆーか悪あがきっぷりがあった方が終盤はもうちょっと盛り上がったかも?とも思ってみたり。

それでも『ホルモー』同様、一気呵成に楽しんで読める1冊。
ちなみに3作目は大阪が舞台になるとかならないとか。うーん、果たしてどんなけったいな設定になるのやら。
道頓堀のグリコの看板のランナーが、夜な夜な抜け出して日本どころか世界を守るためにナニモノかと短距離競争をするってのはどーだ(違)。

…ちなみに。
鹿の声はぜーったいに北大路欣也だな。
読んでる間中、SBのCMに出てくる白わんこの声でアフレコされていたさ(笑)。
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